相変わらず、心の中はどんよりしたまま。
家に帰って落ち着ける訳も無く、鬱屈した毎日を過ごしていました。
当時、私は仕事が休みの日も月に二回、お仕事関連のスクールに通っていました。
先生は厳しい方で、レッスン中はいつも気が張ってるんですが、
その日は全く何を習ったかも記憶にないぐらいボケラ~としていました。
そして、次に我に返ったのはレッスン後の駐車場で車に乗り込んだ時でした。
うーん・・・、記憶が飛んでるなぁ・・・。
何を学んだのかも思い出せず。
「しっかりせんと!」
自分に言い聞かせてエンジンをかけ駐車場を出ました。
スクールから自宅までは車で20分。月に二回は必ず通る至って普通~の慣れた道。
(ちょっとぼんやりしてるから気を付けないと・・・)
思いながら車を走らせていると。
ドンッ。

画像はフリー素材ぱくたそ様よりお借りしました
目の前の信号は赤。
前にはクリーム色の外車。
瞬間、私は音と体に伝わる衝撃で自分の車が前の車にノーブレーキで突っ込んだ事を悟りました。
あんなに気を付けないと、しっかりしないと・・・!って思いながら、あの短時間に気を失っていたのでした。
(今、思えば寝ていたのかも?実際、危ない話なんですがまったく空白の時間なのでした)
自分の運転が原因で事故を起こしてしまった・・・!
と、初めての事に震えましたがなんとか冷静になり、その後はハザードを点けて車を寄せ、前の車の方に平謝り。
互いの車のボディは奇跡的にも小さなかすり傷だけで済んでいました。
そのまま警察も呼んで現場検証。
車を運転されていた方はお医者様で「大事はない」と言ってくださいましたが、腰を打ったのでそれに対する治療費と車の修理代の話をしました。
自動車保険の方にその場で電話して、くれぐれも失礼の無いように請求してこられた事はすべて聞いてくださいとお願いしました。
先方様の住所をお聞きし、その夜、主人の帰宅を待ってご迷惑をおかけしたお詫びに伺いたいと連絡しましたが、お仕事の都合で叶わず。
(お医者様ですもんね)
それから一度も会ってはいただけませんでした。
初めての交通事故。
実はショックだった割には、そこまではっきりと思い出せないんです。
ものすごく暑い中、警察が来るのを泣きそうになりながらひたすら待ってた記憶はあるのですが。
毎日が嫌で抜け殻のように生きてた自分。
最悪の結果を引き起こし、見知らぬ方に大迷惑をかけてしまいました。
・・・そして、
さようなら、ゴールド免許・・・!
この時の、交通事故を起こしてしまった・・おカマしてしまった・・・という事実は私をかなりヘコませ、実際事故を起こしたのは私なのに、更にSさんを疎ましく思ってしまう事件の一つとなりました。
こう書いてみるとサイテーやな、わし・・・。 ハーン・・・😩
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